今回のツアーは、今後のオンラインによる農業遺産ツアーの可能性を探るために「日本フットパス協会」の協力を得て実施しました。
コースは、甲州市勝沼地区の「ワイン歴史探訪コース」を中心に、参加者20名がオンラインで日本最古のブドウの木、石造りのブドウ冷蔵庫、蒼龍葡萄酒、宮光園などを訪問しました。




今回のツアーは、今後のオンラインによる農業遺産ツアーの可能性を探るために「日本フットパス協会」の協力を得て実施しました。
コースは、甲州市勝沼地区の「ワイン歴史探訪コース」を中心に、参加者20名がオンラインで日本最古のブドウの木、石造りのブドウ冷蔵庫、蒼龍葡萄酒、宮光園などを訪問しました。
甲州市塩山松里の常泉寺で、峡東地域の代表的な果物を活用した代表的な加工品である「ころ柿」づくりを体験しました。
首都圏から参加された方やオンラインで参加された方が、枯露柿農家の指導を受けながら実際に皮をむき竹竿に干す作業を行いました。
また、ころ柿が干された景観を楽しみながら歩く「ころ柿の里フットパスツアー」も体験。農村景観の魅力を存分に楽しんでいただきました。
農業遺産とは何かやブドウやモモなどの栽培方法、味わい方などを生産者から説明を受けました。参加者の皆さんは事前に送られた果物やワインを味わいながら、熱心に見入っていました。
参加した峡東地域の子供と保護者16名は、講師の地域自然財産研究所の篠田授樹所長から、昆虫の採取方法や果樹園に生息する昆虫の特徴、食物連鎖などについて説明を受け、顕微鏡で観察するなどしました。
東京大学大学院農学生命科学研究科教授・世界農業遺産科学助言グループ委員の八木信行先生から「農業遺産の意義と継承-GIAHSが注目する峡東の果樹農業システム」についてご講演いただきました。
笛吹市一宮町の畑で、峡東地域で考案された「甲州式ブドウ棚」組み立て作業を学ぶワークショップを開催しました。
参加した新規就農者25名は、講師の方からコンクリート柱の立て方や針金の巻き方など学びました。
甲州式ブドウ棚は、400年前、医師の永田徳本(甲斐の徳本)が栗の木の支柱と竹棚で考案したと言われています。
その後、コンクリート柱と針金に変わり、現在は全国に普及しています。