6月18日(土)に世界農業遺産の認定に係る現地審査が実施されることとなりました。

新型コロナウイルス感染症感の世界的な流行により、認定申請の受理から2年以上にわたり待機していましたが、ようやく実施の運びとなりました。

現地審査のため来日される方は、GIAHS(世界農業遺産)の申請書の評価を行い、認定の可否を審査するFAO(国際連合食料農業機関)のGIAHS科学諮問グループ(SAG)専門家会議委員のパトリシア・ブスタマンテ博士(ブラジル)です。

実際に峡東地域のブドウ畑やモモ畑に出向いて、本地域における扇状地の特徴を生かした伝統的な果樹栽培方法などが、世界農業遺産の認定基準に則しているかを調査します。

峡東地域世界農業遺産推進協議会では、世界的にもユニークなブドウの棚栽培と疎植大木仕立てなどを中心に、農村文化や景観も含め説明を行う予定です。

次回のSAG会議において、調査結果を含めた総合的な評価が行われることになります。

GIAHS

日本ワイン歴史探訪と題したオンラインフットパスツアーを開催しました。

今回のツアーは、今後のオンラインによる農業遺産ツアーの可能性を探るために「日本フットパス協会」の協力を得て実施しました。

コースは、甲州市勝沼地区の「ワイン歴史探訪コース」を中心に、参加者20名がオンラインで日本最古のブドウの木、石造りのブドウ冷蔵庫、蒼龍葡萄酒、宮光園などを訪問しました。

ころ柿作り体験ところ柿の里松里のフットパスツアー(リアル&オンライン)を開催しました。

甲州市塩山松里の常泉寺で、峡東地域の代表的な果物を活用した代表的な加工品である「ころ柿」づくりを体験しました。

首都圏から参加された方やオンラインで参加された方が、枯露柿農家の指導を受けながら実際に皮をむき竹竿に干す作業を行いました。

また、ころ柿が干された景観を楽しみながら歩く「ころ柿の里フットパスツアー」も体験。農村景観の魅力を存分に楽しんでいただきました。

技術の伝承に向け、棚掛けワークショップを開催しました。

笛吹市一宮町の畑で、峡東地域で考案された「甲州式ブドウ棚」組み立て作業を学ぶワークショップを開催しました。

参加した新規就農者25名は、講師の方からコンクリート柱の立て方や針金の巻き方など学びました。

甲州式ブドウ棚は、400年前、医師の永田徳本(甲斐の徳本)が栗の木の支柱と竹棚で考案したと言われています。

その後、コンクリート柱と針金に変わり、現在は全国に普及しています。

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